【ウンドケアメイク講習会】参加レポート


  • 2020年9月5日
  • Leonine-staff
レポーター/Leonineスタッフ 良子

2020年8月29日、渋谷にある日本矯正歯科研究所附属デンタルクリニックにて【ウンドケアメイク講習会】が開催され、

4歳10か月の息子と参加してきました。

【ウンドケアメイク】とはその名前の通りwound(傷)をケアするメイクのことです。

日本矯正歯科研究所附属デンタルクリニックは今回の主催、講師でもある佐藤友紀医師を中心に

口唇口蓋裂をはじめとする先天性疾患の治療を行っている矯正歯科専門医院です。

昭和大学病院や埼玉県立小児医療センターへ通っている患者さんにはおなじみの医院ですね。

最初に通院の際に告知を見たときに「幼稚園生だしどうかなぁ〜」と言ったのですが、

スタッフさんに「以前、幼稚園生で参加された方もいらして、お化粧だ〜!と楽しんでましたよ」

とのことで参加させていただきました

まずは佐藤友紀医師よりウンドケアメイクの必要性やメリットについてのお話がありました。

部分的な要約が以下です。

 

ウンドケアメイクとは、よく耳にするリハビリメイクやカバーメイクと違い、

①リーズナブルに ②年齢や性別を問わず ③簡単に フォローするメイクです。

そしてこのメイクの大事な点として、[医学的に将来的に意味のない修正手術を減らす]という大きな目的があります。

傷の修正手術は傷の範囲が増え、年齢がふさわしくない時期にしてしまうと将来修正するときにハンデになってしまうのです。

ですからふさわしい時期まで『正しいやり方のメイクで対応する』ことにより、より良いゴールを目指す方法となるのです。

その他、今まで知らなかった傷の出来方・種類や、治療の目指すゴールはどこなのかなど

非常に勉強になるお話もたくさんありました。

 

続いて、ウンドケアメイクセミナーです。今回メイク講習用の化粧品をご提供くださり、

メイク方法やスキンケアの必要性を詳しく講演してくださるのは

株式会社桃谷順天館の執行役員、明色化粧品取締役でもあります瓜野松雄さんです。

メイク方法については息子が体験したメイクをここでは簡単にご紹介いたします。

(息子は右側完全口唇口蓋裂で傷は白く、少し盛り上がっている状態です)

 

①汗や汚れを取る

②保湿

③UVケア

④肌色に合わせたコンシーラーを傷に軽くたたき込むように塗る

※ペン型コンシーラーは参考品です

⑤フェイスパウダーを顔全体にはたく

 

①〜③については小さい頃からきちんとケアすることで習慣になり、将来より良いケアに繋がると思います。

我が家でも早速毎日ケアを意識してやるようにしています。

 

そして、今回、瓜野さんのお話で最も重要だと思ったことがありました。

「これからの時代は男の子も自然にメイクする時代です。

コンシーラーを筆箱に入れて学校でも休み時間とかに、

ちょちょっと直したりするようになって欲しいです」というお話です。

すでにジェンダーレスが謳われている時代に入っていますが、男の子だから、おじさんだから、と

性を理由に我慢することはないということです。

そして、年齢も関係なく本人が気にし始めた時に、

こういった知識を得ることで選択肢を増やすことが出来ることに繋がると思いました。

最初は「幼稚園生だし、男の子だし、メイク講座か〜」と思いましたが、参加して本当に良かったです。

 

最後に桃谷順天館の瓜野さんと桃谷順天館総合文化研究所のシニアマネージャーの竹中恵子さんによる

参加者一人一人へのタッチアップ(実演)で終了でした。

2時間の講習会でしたが、とても充実した会でした。

もっと詳しく知りたいので、また参加させていただきたいです。

ちなみに息子は持参したタブレットでYouTubeと、医院のスタッフの皆様に甘やかされて2時間乗り切りました。

 
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日本矯正歯科研究所附属デンタルクリニック http://www.nihonkyouseishika.com/

桃谷順天館 https://www.e-cosmetics.co.jp/

明色化粧品HP https://www.meishoku.co.jp/

 

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