続・嚥下障害ー2


  • 2022年2月14日
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前回の投稿から1年半くらい経過しました。

嚥下機能以外は良い方向へかっています。嚥下だけは軟口蓋と口蓋瘻孔という物理的・機能的な面が欠落しているので個人では対応できません。これに関しては外科処置以外はなんら効果を示さないことは理解しています。

 

噛み合わせの変化(矯正歯科からみると悪化)により身体のバランスが取れたことが大きく寄与している。あとは噛み合わせの変化により明確に下顎位に問題があったことが分かる。下顎位が3次元的にズレていた。前後・左右は意識していたが水平軸までは認識するまでに時間がかかった。

言語発音については水平軸の影響が一番大きかったと後から振り返ると分かる。

 

とまあ、経験談である。

これらは私が独自にやって確認していることであります。専門家先生におかれましては「問題ない」「エビデンスがない」ということをおっしゃることが常であります。

 

例として

1:VF(嚥下造影検査)で嚥下に問題が確認されたときは「健常者でも睡眠時には不顕性誤嚥が起こっているのだから問題ない」とおっしゃられていました。

 

2:あるストレッチ を開始して噛み合わせが大きく変化して、インプラント義歯体の後ろに犬歯が倒れ込んだことを報告すると「歯は動くもんだ。問題ない」と明確に診断されました

 

3:2の現象を他の科の歯科医にも念のため相談すると「そういう(噛み合わせと身体の関係を主張する)方もいるようだけれど、ならエビデンスがない」。ということで前例のないことは認められない、立証されていないことは無いことと同じであるとおっしゃっていました。

 

4:これまではCTの映像で瘻孔が確認されていないのだから問題になる瘻孔はないというやりとりが少なくとも(転院してから)4年以上は続いていたと思う。なんとなく気になるところがあって、最後にもう一度だけ確認しておこうと思い、どうですか?と尋ねると「あるよ」という返答があった。

そして瘻孔閉鎖床を盛って漏れを防ごうということで実施した。

「やっぱり漏れますね」と現実を報告したところ、「瘻孔があるんだから漏れるのは当たり前。軟口蓋に近い位置にあるから連動して動いちゃうんでしょ(硬口蓋には骨がありません)。最近開いたんだか知らんが」という見解をお示しになりました。

 

万事がこんな感じです。再三の確認をお願いして、確認できたとしても「問題ない、しょうがない、エイビデンスがない」とおっしゃります。

そして気に入らないとプレッシャーで黙らせるという行為に出ます。私は生来44年間大学病院(医科・歯科)に通院していますが真正面から見下ろされてガン見されたのは初めてでした。恐怖を感じて目を逸らすと同時に意識が一瞬飛んだほどです。その時に何か専門家先生が問われていましたが私は返答することができませんでした、意識が飛んでいたので。そうしたら専門家先生は「もう嫌だ!」と退場なされました。素晴らしい専門家先生です。

 

私の考えでは大学病院とは未知の症例を取り扱うところだと認識していました。しかし、今やエビデンスのなことは無いことと同じという専門家先生が増加しているように感じます。分からないこと、意味不明な訴えは威圧してなくす。気に入らない患者は無視する。

全ての医師・歯科医が人格も実績も優れている必要はないと思います。しかし、せめて大学病院でそれなりの立場にある専門家先生であるのならば安易な診断はしないでいただきたい。そして、エビデンス(前例)がないことに対応するという職責を認識していただきたいと切に願います。

ここは医療関係者の方もみる機会があるかと思いますので書いてみました。今回の私の経験はあまりにも酷すぎます

 

ここに記したことはほんの一例です。そういえば予約のTELの時も「×○先生は忙しい」とか「異動するかもしれないので予約は取れない」なんてことも言われたね。

「問題ない」の連呼なので今では訴えることがなくなってしまっている状態です。何を言っても問題ないなのである。

 

最後に現在困っていることは嚥下障害と鼻腔機能の低下です。

軟口蓋が短いことと口蓋瘻孔により鼻腔に異物が流入することは立証されています。問題はそれによる影響です。

これまで経験的にわかっていることは絶対湿度が低下する秋〜春先までは体調が大きく崩れるということ。基本的に外出はしない状態になっている。鼻腔の加湿機能が害されていることは想定できる、恐らく口蓋瘻孔によるものであることも推察される。しかし、立証する術がない。

エビデンスがないことは患者側に立証義務があるのである。

鼻腔機能の異常は自律神経の乱れにもつながることも想像できる。消化器官への影響、体温調整問題。目の周辺の異常も見受けられるので副鼻腔も関与している可能性もある。

 

しかし、何一つ対応する手立てがないのが現状です。物理的な身体の痛み・違和感が消失しただけでも良かったです。

 

少し長い愚痴を書いてしまいました。失礼しました

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