出産前に出来ること~病院探し~


  • 2018年11月5日
  • LeonineAdmin
妊婦さんにオススメコラムです。出産する病院、治療をする病院はもちろんのこと、それ以外のかかりつけ医も出産前に調べると良いという非常に役立つ体験談です。生まれる前に?と思われるかもしれませんが特に耳鼻科は頻繁に通うので子供をしっかり見てくれる近医が必要です。是非参考にしてください。

妊娠21週で口唇口蓋裂がわかった現在2歳の男の子のママです。

 

性別がわかった次の診察でお腹の子が口唇口蓋裂であることを伝えられました。

私は持病があり、もともと総合病院で帝王切開で産む予定でした。

総合病院の産科の先生からは、

「この病院でも産むことはできますが、哺乳に問題があると近くの大きな病院に転院になります」

「ただ小児科医にも話しを聞くと良いでしょう」と言われ、小児科医にも話しを聞きました。

いろいろ話しをして、「最初から形成外科のある手術予定の病院に転院し出産しても良いかもしれない。」と

アドバイスをいただきました。

 

私は、これから口唇口蓋裂の手術をする病院を探すために、ネットで調べまくりました。

最初は手術件数が多いところにすると決めていましたが、

長期にわたる治療であるため、通院が遠すぎると私もこれから成長する息子にも

通院が辛く感じてしまわないため、自宅からの距離も考慮しました。

また、私自身が病院で働いているため、職場の先生にも相談し、

「歯科や、言語聴覚士、小児科など、トータルでチーム医療がある病院が良い」と言われ、

教えてくださった病院が私も第1希望にしていた病院だったために、そちらに転院し出産もすることに決めました。

 

転院した理由は、口唇口蓋裂である息子を、早期に手術をする形成医師に診てもらうことができる、

哺乳に関しても対応できるため出産後、母親と息子が別の病院になることがない、が一番の理由です。

最初の総合病院の先生も、嫌な顔せず紹介状を書いてくださり、母親が一番安心する方法が一番といってくださり、

後日、電話をしても、覚えていてくれ丁寧に対応してくださり本当に感謝しています。

 

口唇口蓋裂を手術をする病院に転院した私ですが、こちらの病院でも出産前から、

小児科医師、形成医師からもいろいろ話しを聞けました。

事前に話せることができ、購入しといた方が良いものや、手術方法なども教えてくださり、

心の方も受け入れる準備が出来たと思っています。

今でもお世話になっている形成医師は、口唇口蓋裂の顔の模型を用いて説明してくれました。

また、そのときに、声をかけず模型を出した看護師さんを、しっかりと注意をしてくださりました。

「顔の事なのでびっくりすると思います、模型でも初めて見るご両親は驚かれると思いますが、綺麗に手術をします。」

その小さな心遣いで私たち夫婦は、先生に手術してもらおうと決めました。

 

いろいろな医師から話しを聞き私は、大学病院だから気安く小児科に通院することはできないとも感じました。

近医にも、口唇口蓋裂で生まれてくるが対応できるのかが気になり始め、近医にも足を運びました。

私には上の子がいて、すでにかかりつけの小児科がありました。

上の子が具合悪い時に行き、「実はお腹の子が口唇口蓋裂なので、大学病院で手術はしますが、

風邪をひいたりしたら対応していただけますか?」と聞きました。

嫌な顔せず、「過去にも診ていた事もあるし大丈夫。NICUの先生が大変でなかったら、

治療歴を書いてもらってきてくれると嬉しい」と言われました。

また、「口唇口蓋裂があるからといって、風邪を引きやすいとかはなく、

本当に普通の育児と同じで、手術して一つずつ治療していけば綺麗になるから大丈夫だから。」とも、いってくださりました。

今思うと、口唇口蓋裂だからといって普段は、特別な治療はありません。

近医の小児科医で対応できないことはないと思います。

が、近医に、口唇口蓋裂でも対応してくれる医師がいる、

 

また、口唇口蓋裂を持って産まれてくる子がいるんだとわかってもらえただけですごく安心しました。

近医の先生は、今でもお世話になっていて、区役所の集団検診も行う先生ですが、

区役所で他の先生に細かく手術日を話すの面倒だなと思っていたら、

僕がいつも診てるから僕が見ますと、区役所の方にいってくださりました。

私は、顔を覚えてくださること、また、しっかり息子の事を把握してくださる先生がいる事に安心しました。

近医にかかるのは、本当に普通の風邪ですが、妊婦中から相談していた事もあり、とても信頼しています。

また、先生も口唇口蓋裂が背景にあるから、喘息など細かく診察してくださります。

手術の前の予防接種も特別に対応もしてくださりました。

看護師さんも、手術を終わって病院へ行くと「大きくなったよね、本当に綺麗になったよね。頑張ったね」と

声をかけてくださり、息子の成長を一緒に感じてくれています。

 

私はほかに、近医の耳鼻科、形成にも行きました。

特に耳鼻科は大事で、口唇口蓋裂の子は、中耳炎になりやすいため、耳鼻科に通う事が多くなります。

耳鼻科の先生も恵まれ、「今は町の医者だが、大学病院時代たくさん対応したから大丈夫だよ、

中耳炎治療のチュービングの手術後も、対応できるから、チュービングをしたら治療歴を書いてもらってくると良いよ」と

いってくださりました。

息子は、チュービングの手術を口蓋裂の時にしました。

やはり、鼻風邪を引くと、チュービングのところから耳垂れという、膿が出てきます。耳鼻科にいき処置をしてもらいます。

口唇口蓋裂の子はやはり、耳垂れがしやすいけれどそのためのチュービングだからと、毎回丁寧な説明をしてくださります。

 

近医の形成外科の先生は、「綺麗に治るから僕の出番はまず無いよ、でも何かあったら相談にはのるよ、

出番があるのは他の事だと思うよ。」と言われました。出番があるのは本当に他の事でお世話になっています。

 

もちろん、手術をする病院も大事です。

しかしながら一番近くで何かあったらすぐに診てもらえる近医の医師も大事なのではないかと思います。

妊婦中から話しをしていたため、もちろん産まれて始めて近医の医師にみせても、びっくりしたりされたりせず、嫌な事を言われたことは一つもありません。

相談していたためか、はじめましてという感じではなく、ようやく会えたね。という感じを私は受け取りました。

もちろん私は、恵まれたと思っています。でも、産まれる前から丁寧に診察、対応してくださる医師は、出産後も変わらないと思います。

 

子供がまだ産まれていないから相談しにくいと感じると思います。電話なら顔は見えません。

まずは、電話をしてみて、相談するのも良いと思います。

時間のある妊娠中に行動して、自分に合う医師、合わない医師を探してみると心強くなります。

また、出産後に、小児科医から「かかりつけは決めていますか?治療歴を書きますので、かかりつけを決めてください」と言われる事もあります。

出産後は、バタバタです。妊娠中こそベストタイミングだと思います。

私は信頼できる医師が近くにいて、すごく今は安心して生活することができています。

 

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