素直な気持ちを風に乗せて Vo2.「実はすごく気になっていた妻の口」
- 2017年3月7日
- Leonine
口唇口蓋裂とダウン症のお子様を持つ障がい児のパパママカウンセラーであり、積極的なパパの育児参加を推奨するファザーリングジャパンの会員でもある山本さんより、仕事、子育て、家事、夫婦関係、地域活動、趣味、全部欲張りに楽しむ秘訣を教わります!Vol.2は「実は凄く気になっていた妻の口」(山本さんの奥様も口唇口蓋裂です)
Vo2.「実はすごく気になっていた妻の口」
妻と結婚したのは、2004年。
出会ったのは1999年に29歳で転職した職場に20歳の妻が先輩として働いていたのです。
9歳年下の妻は「妹のような」存在でしたが、一緒にいて話が合うし、共感することが多く、
いつしかお互いに惹かれるようになり、5年後結婚することになりました。
そして、結婚に向けての準備も進むなか、どうしても気になっていたことがあります。
それは、妻の口がなぜ人と違う形をしているのだろうか?ということです。
また、日常会話や会議中に発言する言葉が、時として聞き取りにくく、
鼻に抜けるような感じで、聞き返さないと理解できないようなところが気になっていました。
それで、結婚式の前に思い切って聞いてみることにしました。
それは、とても勇気のいることでした。
もしかしたら、妻を傷つけることになるかもしれない。
そして、そのことで妻との関係が悪くなる可能性もあるかもしれない。
そんなことも頭の中をよぎりました。
しかし、心の奥底にあった口の状態の原因が何なのか、を結婚後も気にして接するのは失礼です。
後々になってから「実は気になっているんだけど・・・」と切り出すのは、
時間が経てば経つほど難しいように思えてならなかったのです。
だから、聞いた結果がどんなことであろうと、すべてを受け容れる覚悟で聞いたのです。
すると妻は、「3歳の頃、母親の不注意で私が転び、石にぶつかってけがをしたみたいなの」と答えました。
どんな感じで転び、どのくらいの痛みだったのだろうか?
と想像してもそれを越える転び方だったのだとイメージしました。
妻は、その後、手術を何度も行ってきたことや、「腰の骨を口に移植した」という話を何度もしていました。
▼結婚披露パーティのプログラム上の馴れ初めにも「けが」と書いてあります。
その当時、矯正歯科にも通っていましたが、それが何を意味しているかは二人とも知りませんでした。
そして、妻は人目が気になって仕方ないこと、他人が自分の目を見て話をしてくれないと感じること、
いつもハンカチを持っていて口を隠すようにしていたことなど、を話してくれました。
気になっていた素直なキモチを保留にしていたら、ギクシャクとしていたかもしれません。
かといって、触れられたくない生い立ちや事実に突っ込むことで、相手との関係を悪化させてしまう可能性もあります。
正しいとか間違っているとかではなく、ボク自身はきれいごとのように
「存在や内面を大切にしているので外見や雰囲気は二の次だよ」と、
無理やり押し込めるのはイヤだなっと感じただけです。
一方で、妻が気にしている口はもっときれいにできないのだろうか、発音は改善できないのだろうか、
そのことで自信を持って生きられるのではないのだろうか?と思いながら過ごす日々が続きました。
そして、結婚3年目に衝撃的な事実が発覚したのです。
(つづく)
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