Before After:顎切手術+オトガイ、鼻翼縮小+唇輪郭修正


  • 2017年12月3日
  • Leonine

左側口唇口蓋裂の女子大学生です。

口唇口蓋裂の手術は、生まれてからこれまで5回やっています。

乳児期に口唇裂、2歳頃に口蓋裂、小3で顎裂への腰骨移植。

その後、高3の冬に、上下骨切り、

春に唇修正+鼻翼縮小手術をしました。

 

特に高校でやった手術は劇的な変化がありました。

これから治療をされる方のご参考になればと思い、画像提供します。

 

上下顎切り手術

上下の顎切り手術を高3の12月にやりました。

簡単に言えば、受け口を直し反対咬合を直す手術ですが、

リスクが大きく自己輸血が必要で、ICUに入らないといけない手術です。

しばらく口を開けることができず、流動食生活になります。

この手術は、口唇口蓋裂の方全員が受けるというわけではなく、

顎変形症、または咀嚼機能に障害を持っている方が受けます。

費用は保険適用で、5万円以下でした。

またリスクが大きいけれど、外見や横顔を大きく変えることが出来ます。

オトガイ形成というものは、顎の長さを短くするための手術です。

上下顎切りの際に、オトガイ形成を一緒にやると顎の長さを変える事ができます。

 

顎を切るため感覚が戻りづらくこの手術を受けて2年経ちますが、

感覚はまだ完全に戻っていません。

しかし、外見を大きく変えることが出来る手術です。

 

鼻翼縮小+唇輪郭修正

この手術は高3の3月に行いました。

小鼻を小さくする手術と、左側口唇口蓋裂により見た目のゆがんだ唇の

輪郭修正手術になります。

この手術は、リスクが少なく2泊3日で退院しました。

手術費用は3万円前後だったと思います。

 

これらの手術を終え、高3と大1のビフォアアフターです。

これまで顎がすごくコンプレックスでしたが、

顎切りをしてからは横顔がすごく好きになれました。

 

 

どちらも執刀医は、昭和大の草野太●さん。

予約も取りずらく、かなり待たないといけないけど、

腕は確かだと思うので、昭和大に通っている、または顎切りを

検討している人は、ぜひこの先生へ。

他の同じ手術を受けている方と比べると恐らくとても楽でした。

 

現在は、恐らく口唇口蓋裂の治療で最後の手術、

耳介軟骨移植と鼻中隔延長手術で入院中です。

しばらくギプス生活になりますが、経過を楽しみに乗り越えます。

 

◆口唇口蓋裂の治療をしている人たちへ

口唇口蓋裂の方達は皆さん、外見にコンプレックスを持っている人が殆どだと思います。

小さいころからずっと病院に定期的に通っている人も少なくないし、

なんで自分だけこんな辛い思いをしなきゃならないんだろうって思うこともあると思います。

私も中学でひどくいじめられて、一時は不登校になっていたこともありました。

 

でも、口唇口蓋裂の方は容姿で人一倍辛い思いをしてきた分、

他人の痛みが分かる優しい人がとても多いのも特徴的で、

辛いことばかりじゃなく良かったこともあると思います。

 

重度や軽度でまた違うけど、口唇口蓋裂は今の医療で十分きれいに治すことが出来るので、

治療をされている皆さん、ぜひ自分に自信をもって生きてください。

 

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