子供の医療保険を考える

諦めてませんか？子供の医療保険

持病のある子は何かと制限がある医療保険。

口唇口蓋裂の子供も、加入できなかったり審査が必要だったり、いろいろ制約があると聞きます。

諸々医療費は助成があるので加入を諦める方もいますが、探せば入れる保険はあるものです。

メリットも大いにあるので、検討してみてはいかがでしょうか。

入れそうな保険はどこ？

口唇口蓋裂がゆえに断られることが多いのが実情ですが、

オリックス、損保ジャパンひまわり、コープ共済は口唇口蓋裂でも入れるといわれてます。

前者2つはほぼ同条件のため、ここではオリックスとコープ共済で比較します。

＜保障内容比較＞

大きな違いは、部位不担保期間と手術・通院保障でしょうか。

以下で詳細を見ていきます。

口唇口蓋裂の治療も一定期間過ぎれば対象に

加入時に既に患っている病気があると、「部位不担保期間」というその病気に起因する治療が保障対象外になる期間が生じます。

口唇口蓋裂では口や歯、中耳炎であれば耳　に対し不担保期間が付きます。

一般的には、オリックスで5年、コープ共済で3年です。

逆に言えば、それ以降は口唇口蓋裂の治療（修正手術や顎裂骨移植など）も保障されるのです。

加入時の年齢や今後の治療スケジュールを鑑み検討するといいと思います。

意外と多い、医療費助成の「対象外」

口唇口蓋裂の治療費は、「小児医療」や「育成医療」で助成されます。

しかし上記で保障される医療費以外にも、個室の差額や食事代、交通費、駐車場代、親が仕事を休み収入減となった補てんなど、実費負担は何かとかかってきます。

さらに医療費の助成も、対象外になるケースも少なくありません。

例えば、小児医療は自治体によって上限年齢や所得制限など条件が異なりますし、育成医療も所得制限があります。

どちらも対象外の場合は、高額医療費保障制度を使えますが、医療保険で賄えるなら入って損はないのかと思います。

口唇口蓋裂以外の怪我や病気への備え

乳幼児は身体が弱く入院する可能性も高く、元気な子ほど怪我は日常茶飯事です。

また、今はなくともこの先どんな病気にかかるか分かりません。

それがもし保険の適用されない先進医療を必要とする病気だったら、治療費は莫大です。

百円程度の安価なオプションで先進医療保障が付けられるのは、メリットの一つです。

ちなみに、けが通院保障があるのはコープ共済。オリックスは入院のみです。

将来、子供へのプレゼント

医療保険は、加入した時の年齢で一生涯の保険料が決まります。

当然、若いうちに加入したほうが保険料は安いです。（乳幼児期は前後しますが）

病気を患うと加入が難しくなりますし、早くから加入し20歳になったら子供名義に変えたり、一定年齢の払込型にして子供が定年したときに保険料を支払わなくとも保障を受けられるようにしたり、子供へのプレゼントとして考える方も多いようです。

私も最初は子供の保険は考えていませんでしたが、詳しく知ることでメリットを感じ加入しました。

保険は日々新しい商品が出てきているので、よりよい保険や新しい情報がありましたら是非教えてください。

Noriko Kosuga