顎裂移植手術[昭和大学藤が丘病院] 術前検査~退院まで編


  • 2022年5月20日
  • LeonineAdmin

レオナインスタッフの良子です。息子が2022年2月に6歳(幼稚園年長)で右側完全口唇口蓋裂の顎裂移植手術を昭和大学藤が丘病院で行いました。コロナ禍での手術のため、面会は[1日15分 1人]という状況でしたが、息子だけではなく、同じ頃同様の手術をした子どもたちは全員しっかりと頑張ってきてくれました。これからの子供達、ご両親の安心材料になるようレポートを書きました。ご参考になれば幸いです。<術前検査~退院まで編>

2022年2月7日
術前検査(入院2日前)

顎裂移植手術の日程が決まったのが去年7月!
看護師さんやサポートセンターの方に色々説明していただいたけど、
なんせ半年以上前なんで記憶ほとんど無し…。
もう手術が終わった友人に聞いたり、メモを頼りに検査前日に予定表を書いて整理してから挑みました!

7:00/起床
各検査が正午を跨ぐので、朝はバナナと牛乳だけにして、
藤が丘に10時半に着いてファミレスでブランチ的に2人でパスタ食べてから向かいました。
結局15時までぶっ通しなので正解でした!
11:30/歯科にて歯科衛生士チェック+レントゲン
12:00/採血採尿。友人からのアドバイスを元に予定ではレントゲンが先だけど、トイレのことを考えて先に。
おかげでしっかり採尿‼︎ 採血は一応膝の上に乗せたけれど、多少ヤダヤダしただけでスムーズに終了。
レントゲンが混んでいたので受付で相談して仮受付してもらい先にPCRへ。
13:00/小児科でPCR
13:15/レントゲン
13:30/麻酔科説明
14:10/サポートセンターで看護師さんとお話し
14:30/心電図
15:00/友人がこの時間形成にいるとのことで、待合で軽くおしゃべり。帰宅。

という感じで、6歳ともなると各検査は一人でやってきてくれるし、時間配分もうまくいき、無事終了。

 

2022年2月9日
入院当日

荷物が多いのと、せめて病院の前まででも見送りたいとパパも同行。(手続き中1Fのロビーで息子と過ごす。)

10:00/サポートセンターで受付。各書類を確認、提出。持ち物はまた別に書きますが、日用品無しのレンタルも申し込み。
10:30/パパとはここでお別れ。病棟へ。4人部屋。小1の同じ手術の男の子が1人だけ。看護師さんから各種説明。
持参した荷物をセッティングしてレンタルのパジャマに着替える。欲しかった本やタブレットでご機嫌な息子。
しばらくしたら看護師さんが「お風呂にいれてください」とのことで、持参したシャンプー類とパンツ、レンタルのタオルとパジャマを持って浴室へ。
わたしはブラトップとパンツになり、シャワーで洗う。お風呂といってもシャワーだけ。
11:30/帰宅を促され、退室。

 

2022年2月10日
手術当日

朝イチ8時からの手術。入院時に看護師さんより7時30分に来るように指示。
あまり遅れると手術中止もあるということと、大雪予報だったので7時過ぎに病院に着くようにした。

7:10/病院着。院内のコンビニで温かいものでも…と思ったら8時までは入院患者さんのみの利用。会計フロアで待つ。
7:30/病棟へ。4階エレベーターホールで待つよう指示。病室へ行けるかと思っていたのでガッカリ。
主治医の先生が病棟から出てこられたのでご挨拶。息子の様子を見てきてくださったそう。
7:50/看護師さんと息子出てくる。手術室へ向かう。手術室前に主治医他、手術スタッフの方々が迎えて下さる。
お願いして、息子手術室へ。きちんと1人で歩いて振り向かず入って行く姿に涙が止まらなくなる。
8:00/しばらくして落ち着いてから、病棟のスタッフさんに下のコンビニに行く旨伝えて、
温かいお茶を買ってトイレを済ませて4階エレベーターホールで待つ。本を持って行っだけど集中できず結局スマホを触ったりぼんやりしていた。
途中ケースワーカーさんと面談室で面談。「不安はないか?」「育成医療使う?」など。看護師さんから術後と退院後の生活についての説明もあった。
看護師さんからも今後の説明があり食事のことなど訊く。
10:10/手術終了とのことで、看護師さんと手術室へ迎えにいく。
もう目覚めてわんわん泣いている。先生から面談室で手術についての説明があり、病棟に戻りまたエレベーターホールで待つよう指示。
泣き叫ぶ声が聞こえてくる。
10:40/面会。「痛い!苦しい!水飲みたい!助けて!」泣き叫び暴れる。普段穏やかな子だけに見ていて辛い。
11:00/面会終了。

 

2022年2月11日
術後1日

11時から面会可能との事だったので11時過ぎに行く。
顔がぱんぱんに腫れていて、カーテン開けると横になってタブレットを見ていた。第一声は「本なに持ってきた?」と。
え?もうそんな元気あるの?他の子の話だと手術翌日はまだボーっとしてたり、熱が出たりしてお話あんまりできないって聞いてたから、
今日は何も持たず来てしまった…「ごめん、今日は何も持って来てない」と伝えるとガッカリして、じわじわと泣き出す。段々と「帰りたい」「お腹痛い」「お母さん一緒にいて」と絶叫に。
看護師さんから術後からの様子を教えてもらう。熱も出ず、術後夕方には1人で本を読んだり落ち着いていた。
体を拭いたり看護師さんが一緒の時泣くらしい。夜は深夜3時頃ナースコールして、目覚めて眠れないと訴えたが、しばらく一緒にいたら再度入眠したとのこと。
朝食は完食。昼ごはん食べられたら点滴の留置針を取るらしい。
15分の面会なので、あっという間に看護師さんから退室を促される。
新しい本を欲しがっているので、院内のコンビニで、幼児雑誌と以前来た時欲しがった本を買って看護師さんに託し帰宅。

 

2022年2月12日
術後2日

11時から面会可能なので11時に行こうと思っていたけれど、遅くなり11時30分に藤が丘に到着。
昨日いるときにお昼ご飯で、わたしがいると甘えて食べないかもしれないな、と思い駅前のファーストキッチンでわたしも昼ごはん。
12時半に病棟へ。顔ぱんぱん!鼻の修正もしたので鼻も腫れて別人になっていた…痛みはもう無いとの事。
約束の本を渡したら読み始めようとするので「お母さんがいる間はお話ししようよ」と言っても本ばかり見ている。
わたしの方をあまり見ないのは、やはり何かがまんしているのだろうか…。
看護師さんから、「となりのベッドの子がTVを観ていると、それを覗き込んで観ているのでテレビカードを買ってきてくれませんか…」とのことなので買ってお渡しする。

あとは退院について昨日主治医の先生からも同様のお話があったのだが「退院を早めても構わないので14日に退院しますか?
16日に抜歯に外来来ていただきますが。」とのこと。
かなり寂しい思いをさせてしまっているが、片道1時間かかる+コロナ禍で満員電車に術後の息子を連れて乗ることを考えると
1日我慢してもらった方がメリットがあると判断して予定通り16日の退院を決めて、術後検診外来の予定を聞いて面会終了。

 

2022年2月13日
術後3日

痛みもほとんど無く元気そう。顔の腫れはまだまだパンパン。
あまり食べていないようだけど、元々食は細めだし、帰ったらあれ食べたいという話もしているので大丈夫かな?

 

2022年2月14日、15日
術後4、5日

顔も腰も痛みはほとんど無く、顔の腫れと内出血も少しずつ落ち着いて元気。同室の子が退院してしまい4人部屋に1人。
夜中にナースコールして腹痛を訴えたそう。もしかしたら大部屋に1人がこころぼそかったのかな…。
寂しいけれど、iPadや本、保育士さんと遊んで過ごしているとのこと。あと少しで退院を楽しみにしている。

 

2022年2月16日
術後6日 退院

荷物があるのと会計やら色々あるので夫も一緒に病院へ向かう。(夫は病院の外で待機)
9:00/病棟着。すぐに荷物をまとめる。着替えもする。会計の用紙などもらう。
9:15/抜糸へ息子だけ行く。看護師さんが呼びに来てわたしも診察室へ。先生から抜糸をした旨と退院後の注意。
9:30/会計へ。病棟ではすぐ精算機で出来るということだったのに、出来ず窓口で精算。少し時間がかかる。TVカード、入院セットレンタルの精算。
次回外来のタイミングで歯科の予約。
10:00/奮発してタクシーで帰宅する

 

(▶ 顎裂移植手術[昭和大学藤が丘病院]持ち物編 に続く)

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